『ピラティス』は、体の奥にあるインナーマッスルやコア(軸)を鍛えることにより、体のバランスを整えます。(ゆがみや姿勢の改善)従来のように負荷をかけたり、きつい運動で太く短い筋肉をつくるのではなく、ゆっくりとした動きに呼吸を加えることによって、細くしなやかで、かつ強い筋肉を作っていきます。継続的に『ピラティス』を続けることで、サイズの気になる方はシェイプアップに、逆に華奢な体つきの方は筋肉がついて健康的なbodyを手に入れることができます。また、『ピラティス』はリハビリから始まったエクササイズですので、とても体に優しく、年齢や性別に関係なくできるのも特徴です。
今回はそんなピラティスで必要不可欠な『呼吸法』をご紹介したいと思います。普段何気なくしている『呼吸』ですが、現代社会は忙しくストレスを感じることも多いため、体は常に緊張状態、浅く早い呼吸をおこなっている人が大半だそうです。そうなると、酸素が体に行き渡らず、毒素が体に溜まる上に、内臓の働きまでも悪くなってしまいます。ここで紹介するピラティスの呼吸法は、リラックス効果や爽快感、デトックス(毒素排出)、そして内臓の働きにも効果がありますので、是非実践してみましょう!
息を吸ったときは下腹から胸にかけて徐々に空気が入っていき、吐くときは胸から下腹にかけて空気がなくなっていくのをイメージしてみて下さい。まず、お腹の動きが意識できるように、片手をみぞおち、もう片手をおへその下に置きます。息を鼻から吸うときに、おへその下から徐々に空気が入って膨らんでいき、肋骨が横に広がり、胸は大きく広がります。そして息を吐き出す時は、口をすぼめず温かい息を『はぁー』っと出すように。胸が下がって、肋骨が閉じ、最後に下腹に入っている空気を全部吐ききります。(この時お腹を薄くするように凹ませます。)眉間にはしわを寄せないように、ぼーっと前方の方を見つめて、お顔もリラックスさせましょう。吸うのに5秒、吐くのにも5秒くらいかけて、焦らずに10セット行ってください。
試してみると、息が続かない、お腹や胸がびくとも動かない、という方もいらっしゃると思います。でも、それは普段浅い呼吸をしている証拠です。朝起きたら、夜寝る前、電車の中……、頑張ってこの呼吸法を続けてみましょう!きっと体の違いを感じられるはずです。また、忙しくてイライラした時にもこの呼吸法をしてみてください。ストレスの素を排除することは難しいですが、受けたストレスを和らげることはできます。まずはこの呼吸法を身につけて、心と体をストレスから解放し、健やかで穏やかな毎日を送ってみませんか?
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